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2010年(平成22年) 例会山行報告
   
  期日 山名 コメント 参加者
1月17日 熊山
(岡山県)

 穏やかな小春日和のなか、熊山遺跡を目指しました。 熊山神社で安全祈願をしたあと、管理棟で定時総会の議事を進めました。
 昨年の山行報告・会計報告・今年の山行計画の説明があり、これらを了承しました。

 昨年の例会山行皆勤者2名に会長から記念品が贈られました。
 遺跡の石積台座前で記念撮影のあと、熊山地区会長さんから熊山遺跡の説明を受けました。

 初登り
  落ち葉ふみゆき
       熊山碑
  待ちて楽しむ
   とん汁の野趣

 9:00JR熊山駅出発−11:00熊山頂上小屋、総会13:10−14:40JR熊山駅着、解散
38名
2月21日 若杉峠
(岡山県)
 前日の朝9時出発組は温泉三昧組とスノーハイク組に分かれて過ごしました。夕食は、午後出発組と一緒にカラオケ大会で盛り上がりました。
 翌日も好天に恵まれました。スノーシューやワカンを履いて、若杉峠を目指しました。 途中のブナの雑木林では青空に輝く樹氷のコントラストが印象的で、自然の造形美に感動しました。

 冬晴れを
  歩むかんじき
     駒ノ山
  人影やわらに
   映す白銀

 

 ブナに着く
  樹氷枝ごと
    齧りたり


 7:30あわくら荘−8:00登山口出発−若杉峠−10:30展望舎−12:00休憩舎−13:40登山口
20名
3月28日 播磨アルプス縦走
(兵庫県)
 姫路市、高砂市、加古川市の境界に位置する播磨アルプス(高御位山304m)を縦走しました。
鹿島神社で安全登山を祈願し、神社脇の登山道へ。すぐに百間岩の大スラブ、急登に息を弾ませながら慎重に一歩一歩登る。 後を振り返れば、ため池が点在する播磨平野を一望、急登のきつさも吹っ飛ぶ景観だ。
ところどころでピンク色のツツジが咲き始めていて、歓迎してくれた。 コブを幾度か越えて12時前に高御位山山頂へ。人気の山らしく、山頂は大勢の登山者で賑わっていた。
 途中、ハーモニカの伴奏で山の歌2曲を全員で熱唱した。

 見下ろせる
  播州平野
   霞をり

 パープルに
  咲くや清楚な
 山つつじ
  播磨の尾根は
そよ風やわら


 9:45鹿島神社出発−10:10百間岩上部−10:45鹿島山−11:45高御位山(昼食)12:40−13:40中塚山鉄塔分岐−14:25駐車場


38名
4月18日 鷲ヶ頭山
(愛媛県)
 愛媛県大三島の鷲ヶ頭山に登りました。
 大山祇神社近くの公園駐車場を9時に出発。見事なヒノキ造りの山門をくぐり、神前で安全祈願して出発。よく整備された登山道をゆっくりと登っていく。
 20分も歩くと春の陽光に早くも汗ばんでくる。展望台で早めの小休止。 周囲にわらびが伸びていて、ワラビ狩りに夢中になる人も・・・。
 天候にも恵まれ、気楽で楽しい里山歩きを満喫しました。
 下山後は塩風呂で疲れを癒しました。
 荒岩の
  勇姿連なる
   鷲ヶ頭
 手にしたワラビ
  ほのかな笑顔。

 わらび狩り
  少女の如き
   声上げる

 9:00道の駅御島前の公園駐車場出発−9:45安神山着−10:45鷲ヶ頭山頂上(昼食)11:45−12:25安神山着−13:00駐車場
37名
5月16日 東赤石山
(愛媛県)
 愛媛県東部に位置する法皇山脈の最高峰で日本二百名山、花の百名山に名を連ねている東赤石山(1706m)に登りました。
 東赤石山は高山植物も多く、そして山頂部は鉄分が酸化され赤茶けたカンラン岩が剥き出しの荒々しい岩峰です。
 登山口近くの筏津山荘に前泊し、早朝7時30分に標高差約1000mの東赤石山頂を目指し、筏津登山口を出発です。
 瀬場谷川を高巻きし、切り立った崖やヒノキ林のジグザク登山道を喘ぎながらゆっくり慎重に登っていく。
 今が盛りのピンクに輝くアケボノツツジが顔を見せ始めると赤石山荘は真近だ。
 山荘で大休憩後、山頂への分岐までもどり、晴天に輝くカンラン岩の岩峰「東赤石山」山頂へ重い身体重い足にムチを入れ直登コースを登りきり、狭い岩の頂に笑顔で立つ。
 頂上からの展望は360度、北に瀬戸内海、西南には笹ヶ峰などの石鎚山系が望める。
 山頂でのおきまりショットを決めた後は、東へ少し移動し広い岩場でお楽しみのお弁当タイムです。
 山荘のお弁当、女性陣差し入れのお手製惣菜を美味しくいただきました。
 下りは沢を高巻きしない安全コースを選んで下る。
7:30筏津登山口−8:40瀬場谷赤石山荘分岐−11:00赤石山荘−11:40山頂直登分岐−12:05東赤石山頂(お弁当)12:55−15:30瀬場谷赤石山荘分岐−16:28筏津登山口
19名
6月20日 比婆山
(広島県)
 広島県の北東部に位置する比婆山系の比婆山・烏帽子山・毛無山を縦走しました。
 予報では午後から雨が降り出すことになっていたので、現地で吾妻山を毛無山に変更しました。
 公園センター前で変更を報告し登山開始。ゆっくりと比婆山をめざし木立の中を歩きます。
 ひと汗かくまでがちょっとしんどい。歩き始めて40分最初の休憩。一枚脱ぐ人、水分を補給する人等。
 このコ−スは木立の中、そして急登がなかったので頂上近くの水場まで予定通りの時間で来ました。ここで一息いれ、比婆山頂上へ。
 山頂では休息も取らず烏帽子山目指してまっしぐら。尾根伝いにここも木立の中を足下に注意して歩く。
 30分で烏帽子山山頂へ到着。少々早かったがここで昼食タイム1時間。空は曇り空で展望は良くなかった。
 昼食後出雲峠めざしどんどん下り、ここの広場で一息入れる。
 最後の毛無山へ登る前に、パ−ティ−の士気高揚の為江草さんのハ−モニカの伴奏で大合唱?急に雨がぽつぽつと降り出す。
 合唱は一曲で毛無山めざして出発。途中で雷が1回、心配しながら一気に頂上まで登りました。少し休憩を取り下山開始。
 何とかお天気も雨が降らず出発地点に帰りました。
 急登、急坂がなかったので歩きやすいコ−スでした。これからも楽しい山行にしましょう。
8:50六ノ原登山開始→10:20比婆山山頂→11:00烏帽子山山頂→12:30出雲峠→13:15毛無山山頂→14:00六ノ原下山
35名
7月17〜19日 槍ヶ岳
 槍ヶ岳の例会山行は7年前(2003年)に続いて2回目となります。
 今回は梅雨明け直後の晴天に恵まれて、23名全員で槍ヶ岳の山頂にそろって立つことができ、また会長の念願通り、 槍の穂先で『加藤文太郎のうた』を全員で熱唱することができました。
 どこまでも伸びやかに広がる空の深い青さと遥か彼方に連なる日本アルプスの峰々が今でも強く印象に残っています。
 槍ヶ岳山荘直下の最後の急登で予想外に時間をとられたこと以外は、ほぼ計画通りでした。
 山荘にたどりついた時は疲労感が滲んでいましたが、ゆったりとした昼食タイムで皆さん元気を取り戻して、14:35に軽装で足取り軽く出発しました。
 槍の穂先まで混雑や渋滞もなく、あっけなく山頂に到着。 さっそく集合写真を撮った後、Mさんのリードで『加藤文太郎のうた』を全員で唄いました。
 前夜、横尾山荘の部屋で歌の特訓をした甲斐もあり、他の登山者が「さわやか山の会合唱団」の熱唱に聞き惚れるほど、上手く歌えました。
 今年は残雪も多く、槍沢雪渓の長い登下降で苦しんだ人もおられましたが、お天気にも恵まれて、北アルプスの醍醐味を存分に楽しむことができました。


7月17日(土)午後にわか雨のち晴れ
 松永3:40−福山−5:00倉敷−10:40長良川SA(昼食)11:10−13:10飛騨高山−平湯14:10−上高地−17:00横尾山荘(泊)
7月18日(日)快晴
 横尾山荘5:37−二の俣6:35−7:10槍沢ロッジ7:25−13:40槍ヶ岳山荘(昼食)14:35−槍ヶ岳往復−16:10槍ヶ岳山荘(泊)
7月19日(月)快晴
 槍ヶ岳山荘5:47−9:20槍沢ロッジ−10:55横尾−11:45徳沢−12:35明神−13:18河童橋−13:35上高地バスターミナル14:15−平湯(入浴)15:45−1:25吉備SA−倉敷−福山−松永
23名
8月22日 梶ヶ森
 連日の猛暑の中、昨年大雨で断念した「梶ヶ森」(1400m)に登りました。
 JR豊永駅前に集合し、車で6合目付近にある駐車場へ。挨拶の後、登山開始。
 「龍王の滝」(日本の滝100選)の涼しい河原で美味しいソーメンやブドウや手作りスイーツでお腹はパンパン。
 気を引き締め、次なる頂上を目指し出発。
 途中弘法大師が修行したと云われる「定福寺奥の院」で休憩。そこから次の休憩地「天狗の鼻」までは勾配がきつく、階段が幾つかあり大汗の出る道のりでした。
 「天狗の鼻」では視界が一気に広がり、霞んではいたが四国の山並みを堪能しました。
 後は目前にある山頂をめざし、キャンプ場を経て2年越しの目的地「梶ヶ森頂上」へ到着。
 山頂は涼しいと期待していましたが下界とあまり変わらず暑い山頂でした。
 昼食の後、「加藤文太郎の歌」を槍ヶ岳同様みんなで熱唱し、今度は立山で歌おうと約束して下山開始。
 近道の「山荘梶ヶ森」からゴロゴロ八丁と云う難所経由しての道のりでは足場を一歩一歩確認しながらのヒヤヒヤの下山で、暫し暑さも忘れていました。
 奥の院、龍王の滝を経て元の駐車場に着きました。駐車場では冷えたスイカを振る舞われ、大変美味しく頂きました。

 そよ風を
  背に受け下る
   梶が森
 ボトルに注ぐ
  土佐の名水

 涼風に
  味さわやかな
   そうめんの
 滝を背にして
  猛暑忘れり

 龍王の
  雄叫びならむ
   滝の音
29名
9月12日 吉和冠山  広島県西北部にある吉和冠山に登りました。
 潮原温泉奥の駐車場を予定どおりに出発。歩き始めは猛暑続きの名残の太陽が照りつける。このまま下山するまで晴れていてほしいと祈りながら舗装された町道と続く林道を20分ぐらい進み、登山口に到着。
 すでに汗が吹き出ている。登山口の橋を渡り登山道に入ると涼風が吹き抜け、天然のクーラー状態。
 手入れされた杉の樹林帯の中、谷川沿いの杉の落ち葉が堆積してクッションの効いた歩きやすい道を快適に進み、オオタキとよばれる谷川を渡る分岐点に到着。
 クルソン仏岩と呼ばれる大岩への急登をクリヤし、小休止の後、天候の悪化を懸念して、ブナなどの原生林の尾根道を一気に頂上まで登りつめました。
 頂上直下の最後の登りで大汗をかきましたが、頂上は肌寒いくらいの涼風が吹き抜けており、一等三角点のある標高標識のところで記念撮影後、早速ランチタイムにしばし至福の時間。
 さわやか山の会は思いやりの気持ちの強い人達の集まり、いつも自分の食べ量以上の食べ物を持参してお互いにやり取りを行う。
 山に行くといつも体重が増えてる!!不思議だわあ?という人がいらっしゃるけど当然だと思われます。
 満腹の腹をさすりながら、帰りも森林浴を満喫しながら、比較的なだらかな道を順調に下る。
 時々尻餅をつく人もいましたが、心配した雨にも会わずに全員無事に下山。さすが県内屈指の人気の山、いい山歩きができました。

9:00潮原温泉奥駐車場出発→9:20登山口着→10:00オオタキ分岐着→10:55クルソン仏岩着→ 11:55冠山頂上着〜12時40分昼食休憩→12:40下山開始→14:30駐車場着
33名
10 10月9〜11日 立山三山
(富山県)
 天気予報のとおり雨の山行となってしまいました
 錦秋の立山、赤、黄、緑のコントラストが、時折霧の切れ間から垣間見えて、感嘆の声が聞こえる。
 ナナカマドやウラシマツツジの赤色がいま少しでした。
 今年は槍ヶ岳といい立山といい、会員一同皆年齢を重ねているはずなのに、衰えるどころか、ますます元気で気力体力充実していました。


 こそぼ降る
  秋の立山
   錦絵に
 柔らに迎える
遠来の客

 雷鳥や
  立山秋を
   纏いをり

  みくりが池温泉7:00→9:50雄山→13:30剣御前小屋→16:30室堂→17:20天狗平山荘
27名
11 11月21日 三十人ガ仙
(岡山県)
 黒木キャンプ場に全員集合した後、登山口駐車場まで車で移動。9:20に登山を開始した。
 出発時は肌寒かったが、色鮮やかな落ち葉が敷きつめられた林道をしばらく歩くと次第に身体が温もってきた。
 一点の雲もない真っ青な空が樹間に広がる。林道終点から山道となり、いきなり急登の階段となる。30分ほどで稜線に出る。
 分岐を右に折れて、北方の三十人ガ仙に向かう。11:05三十人ガ仙頂上到着。
 頂上は狭くて眺望もあまりよくないので、早々に集合写真を撮って引き返す。分岐を通過して、そのまま稜線伝いに次の目標、天狗岩をめざす。

 ブナの木々に包まれた縦走路を快調に進む。12:10天狗岩(1197m)に到着。31名が食事をするには狭すぎたが、適当に分かれて昼食をとる。
 快晴無風、ぽかぽか陽気で温かい。那岐の連峰もくっきりと遠望できた。天狗岩から分岐まで戻り、往路を一気に下り、14:45登山口に到着した。
 下山後、加茂百々温泉めぐみ荘で温もって帰った。

 秋晴れに
  昼げ楽しき
   天狗岩
  はるかに望む
   白き大山


10:50稜線分岐−11:05三十人ヶ仙−12:10天狗岩(昼食)13:05 −13:40稜線分岐−14:45登山口

31名
12 12月19日 三坂山
 昔、大山みちは砂鉄を運ぶ鉱山師、年貢米を運ぶ農民、牛馬を運ぶ博労、大山詣での信者、山中一揆の集散路になるなど、経済や生活面において重要な役割を担った路であったそうだ。
 登山口から少し歩き、七曲を登っているとキラリとするものがある。 「おやっ」と目をやると、雪だった。倒木や山肌を白く覆っていた。数日前からの冷え込みで降雪があったようだ。
 最初の展望所に辿り着く。ヒノキ林の中を歩んでいたそれまでとは違い、一気に南に大きく眺望が開け、北には白い帽子をすっぽりと被った大山も見えた。
 その後、五回の急登を登り、11時過ぎに三坂山の山頂に到着した。 真っ青な空の下、360度のパノラマが待ち構えていた。
 全員で記念撮影を撮ったあと、楽しい昼食タイム。11:40下山開始。
 20分ほど下って、「十石茶屋跡」を巡り、12:55登り口に下山した。
 あとは一路「白梅の湯」へ。いつもの皆の笑顔と湯煙であった。

 淡青に
  輝き凍てる
   伯耆富士

9:25登山口出発−9:40展望所−11:02三坂山山頂(昼食)11:40−12:00十石茶屋−12:55登山口着
35名




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